「ティーアップにいい所」とは何か

一般ゴルファーの多くは、ティーアップの大切さというものをあまりに知らなすぎる。「スウィングがしっかりと固まってもいないのに、ティーアップのことを言われても無理だ。まだまだ先の話」と思うゴルファーも多いことだろう。そして、ティーアップは、とりあえず適当な所に適当に立てれば十分、などと考えている。 しかし、これではいけないのだ。ゴルフとは自分との闘い、自然との闘い、コース設計者との闘いであり、全知全能を使って挑むものなのだ。「適当」で良いことなど一つもない。ティーを刺す場所について、基礎的かつ非常に重要なポイントは、「いい所を見つけてティーアップをする」こと。しかし、ディボット跡がなく、芝がきれいに生えそろい、荒れていない場所にティーを刺すことに何の意味があろうか？ここで言うティーアップするのに「いい所」とは、「足場のいい所」を指しているのだ。

足場の良さを基準にティーアップする場所を決める

アドレスした時に足場が良くなるようにティーアップする。これが、ティーアップする時の重要事項の1つだ。ディボット跡に足がかかれば満足なスウィングができず、盛り上がった部分やへこんだ場所に足がかかれば、バランスを崩してしまうことは、ゴルファーならよくわかっているはずだ。まずは足場を確認し、それを基準にティーアップする場所を決めよう。その上で、戦略的・戦術的なティーアップを考えなければならない。