コースに出る前のウォームアップ

コースに出てスタートする前はシングル“気分”なのに、体が思うように動かず、良い結果が出せなかった、というゴルファーも多いだろう。これは、ウォームアップが圧倒的に不足しているためだ。ショットの前に軽く素振りを2～3回やる程度では、体は思うように動いてくれないのだ。スタート前のウォームアップは、じっくり時間をかけて行うようにしよう。スタートホールでスムーズなボディターンが行えるように、しっかりと体をほぐしておこう。 まずは、クラブを2本持ち、最初はスローモーションのようにゆっくりとした素振りを行う。体がほぐれてきたら、少しずつスピードを上げていこう。これを10～20回繰り返すと、クラブの重みが筋肉を自然にストレッチさせてくれる。ティーオフまで時間的な余裕があるのなら、体をねじる動作も加えて、シャドースウィングをすると良い。

スタート前10分の準備が魔法の力を生み出す

さらに、両手に腰を当てて、ゆっくりとシャドースウィングをする動作を加えたり、クラブを背中に担いで体を左右にねじったりする動作も加えると良いだろう。後者のウォームアップの場合、トップとフィニッシュで5～10秒間くらいじっとしていれば、無理なく筋肉をストレッチさせることができる。30球ボールを打つよりも、スタート前10分間のウォームアップの方がより筋肉をほぐしてくれるのだ。