コツコツ極めよう!初心者のためのゴルフレッスン!

コツコツ楽しんで、ゴルフの実力を培う

ゴルフをみなさんどの程度ご存じですか?

なぜここで「どの程度」といったかというと、最近、特に顕著なんですが、ゴルフ技術についての「新理論」が、たくさん出てきていて、何が効果的で、何が正しいのか、評価が千差万別になってきていることです。例えば、「テイクバックで右膝を止め、スイングを利用し左膝で壁を作る」なんてよく聞きそうな理屈がありますが、この理屈以外のゴルフスイングがいくつもあります。そんな、たくさんあるゴルフ理論の中で、自分にあった理論はどれなのか、そんな突っ込んだ勉強をして、ゴルフに取り組んでらっしゃいますか? ということを私はみなさんに聞いてみたかったのです。

あるレッスンプロの方が書かれた記事にこういうものがありました。「ゴルフ雑誌の記事などを読んで、アドレスは○○プロ、テイクバックは△△プロ、スイングは□□プロ、というように、バラバラな一貫性のない取り組み方をしていて、スイングがメチャクチャになっているアマチュアの方も多い」ということでした。

野球で例えるなら「イチローのように構え、松井のようにホームランを打つ」といったところでしょうか。これは無理がありますね。そもそも、ゴルフというのは、「先端が重いゴルフクラブという普段持ち慣れないものを持って」「身体に対して平行に振り上げ、振り下ろすという、普段はまず行わない動作をして」「ボールを正確に遠くに飛ばそう」というスポーツです。

つまり、オリンピック種目で多い「走り」「跳び」「投げる」といった、人間が古来からやってきた動きとは、全く関係ない動作をするのがゴルフですから、ゴルフを上手くなろうと思ったら、ゴルフ専門の知識や技術が必用なのです。

ですが、そのゴルフ理論はたくさん種類があるのです。また、あなたの身長や体重、左右の腕力のバランス、足腰の強さの程度などが、どの低度なのかによって、良くフィットする理論と、頑張っても効果の薄い理論があります。ある一貫した理論でゴルフを習得していけば、ゴルフは確実に上達します。でも、あなたに合った理論でゴルフを続けていかないと、上達に時間がかかりすぎて嫌になってしまったり、身体に負担がかかって身体を壊してしまったり、思わぬ副作用を起こすことがありますから、注意が必要です。

今回ご紹介するゴルフ理論は、たくさんあるゴルフ理論の中の一例に過ぎません。なるべく多くのゴルフ理論に触れて、あなたの身体に合ったゴルフ理論に出会って下さい。「急がば回れ」というではありませんか。

ゴルフ上達に欠かせないものとは?

練習場である程度経験を積んだら、いよいよコースに出るわけですが、そこでは練習場にはなかった新たな目標が設定されることになります。そう、スコアです。平均スコア100突破は、ゴルファーの一つの目標だと言われていますが、これを安定して超えられるようになったとき、あなたは初めてゴルファーの仲間入りを果たしたと言っていいでしょう。

しかし、ゴルフの練習を何年続けても、平均スコア100を越えられない人もいます。むしろ、平均スコア100を超えられる人は全体でも少ないとされています。平均スコア100は、アマチュアゴルファーにとって高い壁となっているのです。

それでは、その高い壁を乗り越えるためにはどうしたらいいか。――練習と実践を繰り返すことが何より大事になりますが、実はもう一つ欠かせないものがあるのです。

それは“精神力”です。

ゴルフは数あるスポーツの中でも、特に精神力が大事なスポーツだと言われています。それというのも、ゴルフでは“いかにミスを少なくするか”がゲームを左右するからです。ゴルフは他のスポーツのように、対戦相手によってゲームが左右されることはありません。ゴルフは常に自分との勝負です。自分にできる最善のスコアを残す、これがゴルフにおける勝負なのです。

そうしたとき、いつ何時でも、安定したプレーをすることが求められるのです。ゴルフでは周辺の環境が常に違いますし、時には思いがけないミスをしてしまうことだってあります。ですが、そうした逆境に負けずに、ただ冷静に最善のプレーを続けることができれば、結果としてスコアは伸びてくるのです。ゴルフに奇跡的なプレーは必要ありません。必要なのは“その時の最善なプレーを実行できる再現性”なのです。

現に外国では、そのような再現性の高いプレーヤーのことを「Best Ball Striker」と呼んで褒め称えています。プロ同士がゲームする場合、技術力というのはほとんど差がありません。それでも、スコアに差が出てしまうのは、プレーの安定性に違いがあるからなんです。

もし、皆さんの中にも、平均スコア100をなかなか突破できない人がいましたら、それはプレーの再現性が低いのかもしれません。最善のプレーを形にするためにはどうすればいいか、常に考えながら練習に取り組んでみるといいかもしれません。そうすれば、スコアアップにグッと近づくことは間違いないと思いますよ。